『ホーンテッドマンション(The Haunted Mansion)』は東京ディズニーランドのアトラクションで1983年4月のパークグランドオープンと同時のオープンです。
999人の亡霊が住んでいる屋敷が舞台となっており、日本以外でも世界各国のパークにも存在し、大人気のアトラクションとなっています。
アトラクションはプレショーから始まり「年老いていく肖像画の間」と「伸びていく肖像画と壁の間」を体験し、ドゥームバギーと呼ばれる最大3人乗りの乗り物に乗車します。
マンションの中を体験していくなかで聴ける音楽は「グリム・グリニング・ゴースト(grim grinning ghosts)」という曲で、様々なアレンジで使われています。
今回は東京ディズニーランド『ホーンテッドマンション』について紹介します。
概要
- アトラクション開始日:1983年4月15日〜
- 場所:東京ディズニーランド ファンタジーランド
- 所要時間:約15分(プレショー約7分半、ライド約7分半)
- アトラクションタイプ:ライド
使用楽曲
- 「グリム・グリニング・ゴースト(grim grinning ghosts)」
作曲:バディ・ベイカー(Buddy Baker)
作詞:ザビエル・アテンシオ(Xavier Atencio)
屋敷で聞こえる音楽はそれぞれ異なっていますが、基本的にこの「グリム・グリニング・ゴースト」のテーマをパイプオルガンやストリングス、ピアノなどでアレンジしたものとなっています。
ゴーストの踊りに合ったワルツバージョンのアレンジなども聴けます。
楽曲の歌はThe Mellomen、ポール・フリーズ、ベティー・テイラー、ビル・リー、サール・レイブンズクロフトらが参加しています。
日本の歌声
日本ではアメリカのディズニーパークで使用されている歌の部分の音程が少し異なっているようです。
日本は歌の音程が低めに設定されアメリカでは高めの設定となっており、それぞれの国で「おばけ」や「幽霊」の受け取り方の違いから設定しているとのこと。
日本ではより怖がりそうな低い音程が採用されました。
耳元で囁かれるような音の演出
『ホーンテッドマンション』のドゥームバギーに乗って聞こえるアナウンスは妙に近くで囁かれている感じがしてぞっと感じる方も多いと思います。
これは乗っているゲストを孤独感に誘うように設計された演出となっており、実は乗り物の中一つひとつの上のほうにスピーカー(ほぼ耳元の位置)が設置されています。
これが演出を盛り上げるひとつの要因となっており、音響的な演出でゲストをよりアトラクションの世界へ引き込んでくれます。
怖さがあるアトラクションなのか
『ホーンテッドマンション』はコンセプトとしては「お化け屋敷」となっているのですが、実際のところゲストは恐怖を感じるものか人それぞれ異なると思います。
初めてアトラクションを体験する方は、プレショーは不気味な演出もあり緊張感を与えるものですが、おばけなどのキャラクターはコミカルであると感じる方もいると思います。
歌が入った「グリム・グリニング・ゴースト」も結構コミカルなアレンジであったり、音楽が好きでこのアトラクションを楽むという方もいそうです。
しかし、このアトラクションにはストーリーや裏話があるそうで、それを聞くと実は怖いアトラクションだと感じてくるかもしてません。
内覧会の開催について
とはいえ、ディズニー公式でも「屋敷の内覧会」を開催するエイプリル・フールのネタを公開していることもあったので本格的な恐怖を感じるような「お化け屋敷」とはちょっとかけ離れてるかもしれませんね。