JAZZにアレンジされたディズニー音楽やディズニーの映画作品の中で使用されている音楽がJAZZであったり、ディズニー音楽とジャズの相性はとても良いものであると私は感じます。
ディズニー音楽をJAZZで表現したミュージシャンの演奏はJAZZが好きな人に限らずディズニー音楽が好きな人にもおすすめしたい音楽です。
楽曲の中で演奏ミュージシャンも記載しますので、気に入った演奏があれば、ぜひそのミュージシャンによる他のJAZZの演奏も聴いてみてください。
今回はピアノを中心(ピアノ・トリオなど)でディズニージャズのおすすめの楽曲を紹介したいと思います。
Contents
- 1 デイヴ・ブルーベック「いつか王子さまが (Some Day My Prince Will Come) 」 -『白雪姫』より-
- 2 ビル・エヴァンス・トリオ「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)」-『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』より-
- 3 オスカー・ピーターソン・トリオ「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)」-『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』より-
- 4 ハンプトン・ホーズ・トリオ「チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)」-『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』より-
- 5 アルフレッド・ロドリゲス「ザ・ベアーネセシティ(The Bare Necessities)」-『ジャングル・ブック(The Jungle Book)』より-
- 6 ザ・バッド・プラス「強いぞ、ガストン(Gaston)」-『美女と野獣(Beauty and the Beast)』より-
- 7 他のおすすめ!
デイヴ・ブルーベック「いつか王子さまが (Some Day My Prince Will Come) 」 -『白雪姫』より-
デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)はジャズスタンダードナンバーである「テイク・ファイブ(Take Five)」の作曲者としても有名です。
彼はディズニーの音楽だけで構成したアルバムも作っており、多くのディズニー音楽をJAZZで表現しています。
デイヴ・ブルーベックによる「いつか王子様」はテーマから美しいピアノアレンジを響かせてくれます。3拍子の音楽も軽快に演奏し聴いてて心地良いですね。
演奏メンバー
- ピアノ:デイヴ・ブルーベック
- ベース:ノーマン・ベイツ(Norman Bates)
- ドラム:ジョー・モレロ(Joe Morello)
ビル・エヴァンス・トリオ「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)」-『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』より-
録音にはまさにジャズバーで録音したようなグラスの音や観客の声なども聞こえてきます。
そんな雰囲気を楽しみつつ聴けるのが同じくジャズスタンダードでもあるビル・エヴァンス・トリオによる「不思議の国のアリス」です。
愛らしいメロディに繊細で豊かなビル・エヴァンスのハーモニーやベースのスコット・ラファロのプレイにも注目です。
演奏メンバー
- ピアノ:ビル・エヴァンス(Bill Evans)
- ベース:スコット・ラファロ(Scott LaFaro)
- ドラム:ポール・モチアン(Paul Motian)
オスカー・ピーターソン・トリオ「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)」-『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』より-
連続してしまいますが、こちらはオスカー・ピーターソンによる「不思議の国のアリス」です。
超絶技巧のピアノプレイやハーモナイズまでダイナミックな演奏が印象的です。聴いている人を一瞬で虜にしてくれます。
演奏メンバー
- ピアノ:オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)
- ベース:サム・ジョーンズ(Sam Jones)
- ドラム:ボビー・ダーハム(Bob Durham )
ハンプトン・ホーズ・トリオ「チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)」-『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』より-
独特のノリが愛されていたピアニスト:ハンプトン・ホーズ。
映画『メリー・ポピンズ』の「チム・チム・チェリー」を哀愁漂う演奏で表現されています。
アドリブは4ビートに変え、個性あふれるアドリブを見せてくれます。
演奏メンバー
- ピアノ:ハンプトン・ホーズ(Hampton Hawes)
- ベース:チャック・イスラエル(Chuck Israels)
- ドラム:ドナルド・ベイリー(Donald Bailey)
アルフレッド・ロドリゲス「ザ・ベアーネセシティ(The Bare Necessities)」-『ジャングル・ブック(The Jungle Book)』より-
キューバ出身のピアニスト、アルフレッド・ロドリゲスによる『ジャングル・ブック』の「ザ・ベアーネセシティ」です。
多彩なテクニックと独特なハーモナイズで緊張感もある演奏です。
最後は軽快なアレンジで原曲で見られるような愉快な演奏を見せてくれます。
演奏メンバー
- ピアノ:アルフレッド・ロドリゲス(Alfredo Rodríguez)

ザ・バッド・プラス「強いぞ、ガストン(Gaston)」-『美女と野獣(Beauty and the Beast)』より-
自由な演奏でかつ超絶技巧を駆使した演奏で、聴いている人圧倒させてくれます。
個人的にはかなりぶっとんだアレンジ、ジャズの演奏であると感じます。
自由な演奏な中にもしっかりとメンバー同士息のあったプレイであり、爽快さのある演奏です。
演奏メンバー
- ピアノ:イーサン・アイヴァーソン(Ethan Iverson)
- ベース:リード・アンダーソン(Reid Anderson)
- ドラム:デヴィッド・キング(David King)
他のおすすめ!
今回はディズニージャズの中でもピアノジャズを中心におすすめを紹介しました。
他にもまだまだおすすめしたい曲がありますが、続きは次回以降に紹介できたらと思います。
また、ビル・エヴァンスやデイヴ・ブルーベック、オスカー・ピーターソンなど、今回紹介した楽曲以外にもディズニーの音楽をJAZZで演奏したものがあるので、興味がある方は調べてみてください!