実写映画版『アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)』は2010年3月に公開されました。
実写版の『アリス・イン・ワンダー』ランドはルイス・キャロルの小説『ふしぎの国のアリス』『鏡の国のアリス』を原作として、その後の世界を描いた作品となっています。
今回監督を担当したのはティム・バートン(Tim Burton)ディズニー映画では『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や実写映画『ダンボ』を担当しました。
そして音楽はダニー・エルフマン(Danny Elfman)です。
ティム・バートンが監督を務めるほとんどの作品の音楽はダニー・エルフマンが担当しており、今回も担当することとなりました。
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音楽データ
主な音楽担当
- ダニー・エルフマン(Danny Elfman)
ダニー・エルフマンは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、実写映画版『ダンボ』、『オズ はじまりの戦い』も担当している作曲家です。
ディズニー映画の他にも『スパイダーマン』『チャーリーとチョコレート工場』など数多くの映画音楽を手がけています。
サウンド・トラック
アニメ版『不思議の国のアリス』では多くの挿入歌が使われていましたが、実写版『アリス・イン・ワンダーランド』は挿入歌はありません。
映画の雰囲気はすべてスコアで再現されており、サンド・トラックのタイトルから確認するとキャラクターのテーマとなる曲などが作られています。
ダニー・エルフマンが作る曲はファンタジーにあふれる楽曲が多い印象です。
その中にはシリアスな雰囲気も含まれているような楽曲もあり、今回の映画でも雰囲気に合った音楽を表現しています。
実写映画『アリス・イン・ワンダーランド』の音楽
実写版の『アリス・イン・ワンダーランド』では挿入歌が使われていませんが、スコア上でそれぞれのキャラクターのテーマやシーンの曲があります。
サウンド・トラック全体をみると統一した雰囲気を持っているように感じます。
やや暗めの音楽で表現され、映画作品全体としてもアニメ版とは印象が異なっており、音楽全体を通して実写版『アリス・イン・ワンダーラーンド』の雰囲気を表現しています。
本編はアリスが不思議の国の運命をかけて最終的には「戦う」というったテーマも持っているので、シリアスな雰囲気をもった音楽で統一されているのかと思います。
アリスのテーマ
実写版『アリス・イン・ワンダーランド』の挿入歌はありませんが、大きなテーマとなる楽曲は「アリスのテーマ(Alice’s Theme)」が挙げられます。
この「アリスのテーマ」はコーラスで表現され、サントラCDではリプライズが5つあります。
また、サウンド・トラックの中に「アリスのテーマ」のメロディが盛り込まれている楽曲もあります。
この楽曲をメインとして、シーンに合わせて様々な表現をしていました。
主題歌はアヴリル・ラヴィーン「アリス」
映画のエンドソングを担当したのはアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)で「アリス(Alice)」です。
アヴリル・ラヴィーンはティム・バートン監督の大ファンで、、映画と音楽について話し合ったうえで主題歌の「アリス」を完成させたそうです。
映画の雰囲気をかなり意識して制作した楽曲で映画の映像の一部も使用しています。
アリスが好きな方は観ておきたい作品
この実写版『アリス・イン・ワンダーランド』は『ふしぎの国のアリス』から13年後の世界で、19歳となったアリス・キングスレーはパーティに出席し、チョッキを着た白ウサギを見かるところから始まります。。
白ウサギを追ったアリスは13年前訪れた「不思議の国」へ再度迷いこむことになり、マッドハッターやチェシャ猫、トゥイードル・ディーやトゥイードル・ダムたちに再開します。
アリスは変わり果てた不思議の国を救うためい戦いに出ることとなります。
アニメ版の続編にあたる世界となっていると思われますが、体が大きくなる演出、不思議の国に入るまでの演出などアニメ版と共通している部分があり、知っているとより楽しめそうな作品です。