ディズニーアニメーション映画『おしゃれキャット(The Aristocats)』は1970年12月11日に公開され、日本では1972年3月11日に公開されました。
ネコが主人公である作品となっており、1910年のパリを舞台にしています。
人気の猫のキャラクターのマリーが登場する作品です。
音楽はクラシックの素養をつけるシーンやジャズを演奏するシーンなど印象的なシーンに使用されています。
代表曲には「スケールとアルペジオ」や「みんな猫になりたいのさ」などがあります。
映画の楽曲はシャーマン兄弟やテリー・ギルギーソン、フロイド・ハドルストン アル・リンカーが手がけています。
今回は『おしゃれキャット』の音楽について紹介します。
Contents
音楽データ
代表曲
- 「おしゃれキャット(The Aristocat)」作詞・作曲:シャーマン兄弟
- 「みんな猫になりたいのさ(Ev’rybody Wants to Be a Cat)」作曲:アル・リンカー、作詞:フロイド・ハドルストン
- 「スケールとアルペジオ(Scales and Arpeggios)」作詞・作曲:シャーマン兄弟
- 「ひとりぼっちじゃない(She Never Felt Alone)」作詞・作曲:シャーマン兄弟
- 「トーマス・オマリー・キャット(Thomas O’Malley Cat)」作詞・作曲:テリー・ギルギーソン
パリを舞台にしていることからオープニング曲はフランスの歌手:モーリス・シュヴァリエ(Maurice Chevalier)が歌っています。
モーリス・シャヴァリエはシャーマン兄弟の父親、アル・シャーマンが手がけた楽曲も歌っており、シャーマン兄弟とは長い間親交がありました。
モーリス・シャヴァリエは「おしゃれキャット」の制作の段階では歌手を引退していましたが、シャーマン兄弟が懇願したことからこの曲で再度歌の仕事を引き受けることとなりました。
主な音楽担当
- 作曲:ロバート・シャーマン(Robert B. Sherman)
- 作曲:リチャード・シャーマン(Richard M. Sherman)
- 作曲:アル・リンカー(Al Rinker)
- 作詞:テリー・ギルキーソン(Terry Gilkyson)
- 作曲:フロイド・ハドルストン(Floyd Huddleston)
『おしゃれキャット』の音楽
おしゃれキャット
モーリス・シュヴァリエが歌うオープニング曲です。
みんな猫になりたいのさ
ジャズミュージシャンをモデルにした楽曲です。
楽曲もジャズの要素が取り入れられ、スイングするネコたちが描かれています。
歌を担当したミュージシャン
- フィル・ハリス
- スキャットマン・クローザース
- ポール・ウィンチェル
- ヴィトー・スコッティ
- サール・レイブンズクロフト
スケールとアルペジオ
トーマス・オマリー・キャット
ポピュラー音楽を取り入れるディズニー映画
『おしゃれキャット』はパリを舞台とした作品ですが、音楽は西洋クラシックや正反対のジャズが使用されています。
過去の作品と比較するとジャズが取り入れられたことによってよりポピュラーな作品に近づいているように感じます。
作品内でも西洋クラシックの素養を重要視するような文化的なシーンとして「スケール・アンド・アルペジオ」の楽曲が挙げられます。音階やアルペジオなど正しく文化を身につけることが必要であるといった練習をし、ネコが文化的な素養を身につけようとします。
一方で自由に音楽を奏でることで音楽の楽しさを表現するシーンでジャズが使用されているようにも感じます。
「みんなネコになりたいのさ」ではネコたちが楽器を自由に演奏したり歌ったりして音楽の楽しさを表現していました。
過去の作品と比較するとクラシックだけではなくポピュラーな音楽を取り入れることによって、ディズニー映画作品は現代的な作品へと近づいていくようにも感じます。