ピクサー映画『リメンバー・ミー(Coco)』は2017年11月22日に公開され、日本では、218年3月16日に公開されました。
『リメンバー・ミー』は音楽が重要な役割を担っており、本編でもたくさんの曲が使用されいます。そのためピクサー作品としてはめずらしくミュージカル映画に近い作品となったのかなと思います。
今回は『リメンバー・ミー』で使用された歌や曲について紹介します。
Contents
音楽データ
代表曲
- 「リメンバー・ミー (Remember Me)」
- 「つのる想い(Much Needed Advice)」
- 「あこがれのファニータ(Everyone Knows Juanita)」
- 「ウン・ポコ・ロコ(Un Poco Loco)」
- 「音楽がぼくの家族(The World Es Mi Familia)」
- 「哀しきジョローナ(La Llorona)」
- 「音楽はいつまでも(Proud Corazón)」
メキシコや死者の国を舞台としてたくさんの挿入歌が使用されました。
楽曲の詳細は次の節で紹介します。
主な音楽担当
- ロバート・ロペス(Robert Lopez)
- クリステン・アンダーソン=ロペス(Kristen Anderson-Lopez)
- ジャーメイン・フランコ(Germaine Franco)
- エイドリアン・モリーナ(Adrian Molina)
- マイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino)(主にスコア)
『リメンバー・ミー』の音楽はメキシコにおける「死者の日」といった伝統的がテーマとして取り入れられています。
伝統的な文化や特定の国の音楽は特徴的なものであり、音楽も重要なテーマとして扱われています。制作に参加した音楽家もそれぞれのシーンや楽曲の雰囲気において力を発揮されています。
主題歌であり、この映画のテーマとして重要な楽曲「リメンバー・ミー」の作詞・作曲を担当したのは『アナと雪の女王(Frozen)』の作詞・作曲で知られるクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペス夫妻です。
その他の挿入歌はほとんどジャーメイン・フランコとアドリアン・モリーナが担当し、スコアはマイケル・ジアッチーノが担当しました。
知っておきたい!『リメンバー・ミー』の曲!
リメンバー・ミー
本作品の主題歌です。この曲は本編およびエンドソングで使用され、本編においては様々なバリエーションで演奏されます。
本編では最初に聴けるエルネスト・デラクルス・バージョン、子守唄として歌うヘクター・バージョン、そしてミゲルが歌うバージョン。
エンドソングで使用される楽曲も含めバラードとして歌う場面や盛大に歌われる場面もあり同じ歌でもどれも違う雰囲気を持っています。
【バリエーション】
- エルネスト・デラクルス・バージョン
- ララバイ・バージョン(ヘクター&ヤング・ココ)
- リユニオン(ミゲル & ママ・ココ)
日本版エンドソングはシシド・カフカ [feat. 東京スカパラダイスオーケストラ]によってアレンジ・演奏されました。
この楽曲は様々なバリエーションがあり、それぞれ違った解釈を持っています。
それぞれの場面によって会社が異なる楽曲となることを作曲する際から計画しており、子守唄のようなバラード、オーケストラの派手な演奏をバックにすること、メキシコの死者の日から亡くなった人とどう向き合うのか、ということに関連付けられる楽曲にすることを意識していたそうです。
ウン・ポコ・ロコ
デラクルスに会うことができるパーティの参加権利を得るため、音楽コンサートに出場したミゲルが歌う楽曲です。
演奏シーンは本当にギターを演奏しているような演出で映画のシーンがリアルに伝わりました。
ミゲルの歌の才能も際立ったシーンであると感じます。
音楽がぼくの家族
パーティ会場でデラクルスに近づこうとする際に歌う楽曲です。
哀しきジョローナ
実はこの楽曲は中南米に古くから伝わる民話「泣き女(La Llorona)」が元となっているようです。
イメルダがステージに立ち歌うこととなった楽曲ですが、歌の意味や雰囲気など非常に効果的に使用されていたように感じます。
イメルダは家族にも「音楽禁止の掟」を立てた本人ですがこのシーンで本当はずっと音楽を愛しており、実力も持ち合わせたことも感じます。ヘクターの存在も含め、ミゲルの才能は先代から受け継いでいるものであることを示しているようです。
音楽はいつまでも
作品の最後で使用され、エピローグの背景としてミゲルが歌う楽曲です。
ミゲルが死者の国から帰ってきて変わった環境、死者の国にいる家族の様子など歌とともに描かれています。
家族と伝統と音楽が詰まった映画
『リメンバー・ミー』のキャッチコピーは「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。」です。
まさにテーマ通りの作品であり、多くの人々が共感・感動されたかと思います。
音楽においてはこの映画の重要な役割を持っているため、作品を観ることでより好きになれるような名曲ばかりでした。
伝統的なテーマも上手く楽曲に反映しているようで、曲だけでも作品の世界観が感じられます。