アニメ映画『モアナと伝説の海(Moana)』は2016年11月23日に公開され、日本では2017年3月10日に公開されました。
海に選ばれた16才の少女:モアナはモトゥヌイ島で育ち、サンゴ礁を超え海へ旅立つことを決心します。
『モアナと伝説の海』で使用される音楽は、島や海、冒険をテーマとしている映画であることから、自然の世界や希望あふれるサウンドが印象的です。
主題歌は「どこまでも~How Far I’ll Go〜」で海へ旅立つモアナの決意が感じられる楽曲です。
今回は『モアナと伝説の海』の音楽について紹介します。
Contents
音楽データ
代表曲一覧
- 「タガロア神への祈り(Tulou Tagaloa )」
- 「無垢な勇者(An Innocent Warrior )」
- 「いるべき場所(Where You Are)」
- 「どこまでも~How Far I’ll Go〜(How Far I’ll Go)」
- 「もっと遠くへ(We Know The Way)」
- 「俺のおかげさ(You’re Welcome)」
- 「シャイニー(Shiny)」
- 「パーテー・ドラム・ダンス(Logo Te Pate)」
- 「モアナ(I Am Moana)」
- 「自分をみつめて(Know Who You Are)」
楽曲の詳細は次の節で紹介します。
主な音楽担当
- マーク・マンシーナ(Mark Alan Mancina)
- オペタイア・フォアイ(Opetaia Foa’i)
- リン=マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda )
楽曲によってそれぞれ作曲者は異なっていたり、共同で制作された楽曲もあります。
グラミー賞を3度受賞している作曲家である:マーク・マンシーナは映画『ターザン』でも作曲を担当していました。マーク・マンシーナは主にスコアを担当しています。
『モアナと伝説の海』を彩った曲
どこまでも~How Far I’ll Go〜
映画の主題歌は珊瑚礁の外を夢見るモアナが歌う楽曲です。
リプライズではモアナがいざ海へ旅立つ際にも歌われ、実際にモアナが船に乗るシーンとなる希望の裏に隠れる不安も音楽的に表現されているような部分もあり臨場感のある楽曲となっています。
神秘的な世界を表現したようなテーマソングとなっており、ディズニーソングとしてみられる登場キャラクターの「願い」も読み取ることができます。
俺のおかげさ
かつては英雄と称えられた自分に自信を持っているマウイが歌う楽曲です。
自信に満ち溢れたマウイは人々の現在の暮らしがあるのは自分のおかげであると自慢げに歌います。
シャイニー
ヤシガニのタマトアが歌う楽曲です。
本作品では悪役ですが個性豊かなキャラクターで楽曲も楽しく聴かせてくれます。
もっと遠くへ
タガロア神への祈り
作品の序盤で聴ける楽曲です。
海と接するモアナの背景で使用される楽曲で、自然と関わる神秘的なシーンを楽曲からも感じ取ることができます。
リン=マニュエル・ミランダについて
『モアナと伝説の海』の音楽を担当したリン=マニュエル・ミランダの活動は多岐にわたります。
作曲家、作詞家、劇作家、歌手、俳優として活動しており、本作の他にも様々なディズニー作品に参加しています。
『メリー・ポピンズ リターンズ』ではガス灯の点灯夫であるジャック役であったり『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で音楽を担当したり、ディズニーアニメ『ダックテイルズ』においてフェントン・クラックシェル・カブレラの声も担当しました。
また、実写版『リトル・マーメイド』の音楽をアラン・メンケンとともに制作することとなっているようで、今後も多くのディズニー作品に関わってくれることを期待できそうです。