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アニメーション映画『白雪姫』の歌や曲について:代表曲一覧・作曲者情報なども

白雪姫01映画
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アニメーション映画『白雪姫』は1937年に公開されました。

『白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs)』は世界初の長編アニメーションといわれています。

ディズニー初の長編アニメーション作品でもあり、長編作品として場面に合わせたそれぞれ特徴ある音楽が映画のシーンをより印象深いものにしてくれました。

音楽を担当したのは、フランク・チャーチル(Frank Churchill)、リー・ハーライン(Leigh Harline)ポール・J・スミス(Paul J. Smith)の3人の作曲家でした。

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音楽データ

主な音楽担当

  • 作曲:フランク・チャーチル(Frank Churchill)
  • 作曲:リー・ハーライン(Leigh Harline)
  • 作曲:ポール・J・スミス(Paul J. Smith)
  • 作詞:ラリー・モーリー(Larry Morey)

主題歌・挿入歌などの歌についてはすべてフランク・チャーチルが作曲し、歌詞はラリー・モーリーが担当しました。

白雪姫02

代表曲

  • 「口笛を吹いて働こう(Give a Little Whistle)」
  • 「ハイ・ホー(Heigh-Ho)」
  • 「いつか王子様が(Some Day My Prince Will Come)」
  • 「私の願い(I’m Wishing)」
  • 「ワン・ソング(One Song)」
  • 「歌とほほえみと(With a Smile And a Song)」
  • 「小人達のヨーデル(The Dwarfs Yodel Song)」

ディズニー初の長編作品で使われた楽曲は現在に至るまでも、パークやショー、パレードなどにおいてもかなり使用されています。

ほとんどの方が知っている曲ばかりであり、『白雪姫』の楽曲はディズニーを代表する楽曲ともいえるでしょう。

白雪姫 オリジナル・サウンドトラック デジタル・リマスター盤 [ (オリジナル・サウンドトラック) ]
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アニメーション映画『白雪姫』と音楽

ディズニー初の長編作品ともあって、ウォルト・ディズニーは楽曲の選定について非常に、厳しく取り組んだそうです。

ウォルト・ディズニーはこの作品において、新しい音楽の使い方を模索していました。

ディズニーの短編作品のコミカルに歌い出すような歌ではなく、物語に合った音楽を使用することを重視していました。そのため、音楽が良いものであろうと、物語に合わない音楽に関しては採用されませんでした。

歌のある楽曲は25曲作られたうち採用されたのは8曲だけだったそうです。

「私の願い」「ワン・ソング」

「願いの井戸」に向けて白雪姫が王子様と出会う日を夢見て歌う曲です。

東京ディズニーランドでもおなじみの「願いの井戸」の元となっているシーンですね。

東京ディズニーランドにある願いの井戸でも、映画で使われたが曲が使われており、実際に見てみるとロマンチックな雰囲気も味わえます。

「私の願い」と「ワン・ソング」はセットになっており、白雪姫が最初に歌う「私の願い」に対して王子様がそれに答えるように歌うのが「ワン・ソング」です。

森の中での動物たち〜小人たちの出会い

森の中で小鳥に出会った白雪姫が歌うのは「歌とほほえみを」です。歌を歌う白雪姫に次々と動物たちが集まり、動物と対話するようなシーンは当時からのディズニーらしさを感じます。

小人の部屋で掃除をしながら歌うのが「口笛を吹いて働こう」です。その後小人たちがやってきたときに歌われる曲が「ハイ・ホー」ですね。

「ハイ・ホー」は小人たちを象徴する楽曲でもあり、男声のコーラスで表現されていることもあり、7人それぞれの個性を持つ小人を音楽の中でも表現しているように感じます。

「小人達のヨーデル」

「ハイ・ホー」に続き使われた楽曲が「小人達のヨーデル」です。

東京ディズニーランド最初のプロジェクションマッピグの技術を用いたショー「ワンス・ア・ポン・ア・タイム」でも使用されていた楽曲ですね。

小人達が様々な楽器を使用したり、音のでる物を使用して音楽を奏でます。

それに合わせて白雪姫も踊りだし、明るく楽しい楽曲です。

アコーディンオンやフルート、サックス、ファゴット、バンジョー、コントラバス、ドラムセットなどポピュラー要素の強い音楽で表現されています。

他にもこの楽曲にで使用された“音”はスタジオのスタッフが瓶や壺、音が出る物を使って録音したものだったそうです。

「いつか王子様が」

「いつか王子様が」もディズニーを代表するロマンチックな楽曲として有名ですね。

小人たちにお話を聞かせる際に歌われる楽曲です。

この楽曲のシーンでは音楽がないセリフの後、オーケストラの伴奏がつきます。やがて歌の導入部からテーマへと自然に歌われます。

非常に美しく表現されたこの楽曲は、ジャズのスタンダードとしても有名です。

デイヴ・ブルーベックやマイルス・デイビスなどジャズの大物アーティストたちにも演奏され、多くのミュージシャンに愛されている楽曲です。

サウンドトラックにおける表現

この作品のサウンドトラックのスコアは挿入歌を担当したフランク・チャーチルに加え、リー・ハーライン、ポール・J・スミスが担当しています。

ディズニー初の長編作品の楽曲ですが、現在に至るまでのディズニー映画でも多く取り入れられた手法なども見られます。

挿入歌の一部をBGMに使用する手法は「白雪姫」でも既に使われていました。

例えば、白雪姫が女王のリンゴを食べてしまうときに「ワン・ソング」が使用されていたり、白雪姫を助けようと鹿に乗った小人たちが急いでいる場面でもテンポに合わせて「ハイ・ホー」が使用されいます。

以上の様な例は今後の作品でも使われていくような手法となっており、映画のキャラクターや印象を音楽で表現するうで重要な表現の一つとなっているように感じます。

この記事を書いた人
Disney music Labの管理人(kenPachi)

ディズニー音楽が好きです。
主に音楽・動画・デザイン・WEBサイト・イラスト制作やってます。DTMはLogic、ボカロ使います。楽器はギターとコントラバス。
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