ディズニーの作曲家

ディズニー映画をよりリアルに表現する作曲家:マイケル・ジアッチーノ

作曲家マイケル・ジアッチーノディズニーの作曲家
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マイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino)は『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』『カールじいさんの空飛ぶ家』『ズートピア』『リメンバー・ミー』など数々のディズニー、ピクサーを作品を担当した音楽家です。

元々は映画音楽家というよりは、家庭用ゲームやアーケード向けのゲーム音楽を担当していました。

徐々に実績を積み上げ、テレビドラマや映画の音楽も担当するようになり、ピクサー作品『カールじいさんの空飛ぶ家』ではアカデミー作曲賞を受賞しました。

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代表作(ディズニー)

  • 『Mr.インクレディブル(The Incredibles)』
  • 『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』
  • 『カールじいさんの空飛ぶ家(Up)』
  • 『カーズ2(Cars 2)』
  • 『トゥモローランド(Tomorrowland)』
  • 『インサイド・ヘッド(Inside Out)』
  • 『ズートピア(Zootopia)』
  • 『ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)』
  • 『インクレディブル・ファミリー(Incredibles 2)』
  • 『リメンバー・ミー(Coco)』(歌はロペス夫妻が担当)

こうして見てみるとかなり多くの作品を手がけていたことが分かります。

歌の入った曲も印象的ですが映画のシーンを盛り上げたサウンドトラックも美しいものからかっこいいサウンドまで幅広い音楽を作り上げています。

インクレディブル・ファミリー オリジナル・サウンドトラック [ マイケル・ジアッキーノ ]
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人物

マイケル・ジアッチーノはアメリカ合衆国の作曲家で1967年10月10日アメリカ ニュージャージー州 ヴァーサイド生まれました。

音楽家としての活動を始めたのは1995年頃で、家庭用ゲーム、アーケードゲームなどの音楽を担当しました。やがてテレビドラマや映画の音楽も担当するようになり、ディズニー作品は『Mr.インクレディブル』が最初の担当作品となります。

ゲームで担当した音楽は『メタル・オブ・オナー』『コール オブ デューティー』などを担当しています。

また、ディズニー以外の映画では『ジュラシック・ワールド』や『ミッション:インポッシブル3』など有名な作品も担当しています。

音楽性

マイケル・ジアッチーノはゲーム音楽を担当していたこともあり、歌というよりはサウンドトラックでの表現に長けているような印象です。

ゲーム音楽を担当していたことからかシリアスな雰囲気の表現などは映画に上手く溶け込ませていると思います。

『メタル・オブ・オナー』『コール オブ デューティー』などは戦争を舞台にしているゲームであり、そのシリアスな雰囲気を表現した楽曲は高く評価されています。

『Mr.インクレディブル』のテーマは壮大なオーケストラや迫力あるブラスセクションで表現され、まさにスーパーヒーローにぴったしのサウンドを表現しています。

レミーのおいしいレストラン

レミーのおいしいレストランはフランス パリのレストランを舞台にしています。

そのためフランス音楽「シャンソン」を彷彿させるサウンドトラックとなっています。

アコーディオンやバイオリンのメロディは上品なフランスの街並みを表現しているようです。

実際に上品なレストランやカフェでも流れていそうな楽曲で映画の世界にしっかり馴染んだサウンドになってます。

ズートピア

動物が生活する世界を描いた映画『ズートピア』。

場面ごとにサウンドは変化していきます。

うさぎのジュディが都会である「ズートピア」へと出発するシーンでは都会的な音楽を表現しており、主題歌の『トライエヴリシング』(作詞、作曲:Sia Furler、Tor Erik Hermansen、Mikkel S. Eriksen)が使われています。

動物が生活する世界で場面によって、自然を表現した様な民族的なビートで表現される音楽も魅力的です。

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リメンバー・ミー

メキシコを舞台にするこの映画は音楽が重要なキーワードとなっている映画です。

この映画の映像表現はとても美しいですね。現世と死者の国でそれぞれ場面に合った音楽が使用されていますが映画全体の雰囲気を維持した音楽で表現されいます。

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映画の世界にあった音楽を表現する

以上の例の様にほとんどの映画音楽家にも言えることかもしれませんが、マイケル・ジアッチーノはその映画の世界に合った表現に長けています。

ただ世界観に合った音楽を作るのではなく、その世界の時代背景や特徴を活かして映画の世界に溶け込んでいる感じがします。

プレイヤーがゲームの進行において違和感なく進められるための音楽を手がけていた経験も映画の世界に溶け込む音楽として活かされているのかもしれませんね。

ディズニー映画の中にあるリアルさを音楽で表現されていることも彼の音楽の特徴です。

実はディズニーのゲーム音楽で

マイケル・ジアッチーノの最初に担当したディズニー映画はピクサー作品『Mr.インクレディブル』かと思われますが、もっと前にディズニーの音楽に関わっていました。

それは家庭用ゲーム機メガドライブとスーパーファミコンで発表された『ミッキーマニア』というゲームの音楽担当として関わっていました。

しかもゲーム音楽家として活動した最初期かと思われます。

現在は数々の代表作を担当したディズニーの音楽家としても知られていますが、過去にもディズニーに関わった作品があるのということは面白いですね。

この記事を書いた人
Disney music Labの管理人(kenPachi)

ディズニー音楽が好きです。
主に音楽・動画・デザイン・WEBサイト・イラスト制作やってます。DTMはLogic、ボカロ使います。楽器はギターとコントラバス。
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※個人のTwitterとかではあまりディズニーに関することはつぶやいてないかもです。

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