『ドリーミング・アップ!(Dreaming Up!)』は東京ディズニーランドで公演しているパレードです。
35周年のアニバーサリーイベント『東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”』を記念したパレードで、2018年4月15日より始まりました。
『ドリーミング・アップ!』は『ハピネス・イズ・ヒア』に続く昼のパレードとなっていますが、音楽や楽曲のアレンジは『ハピネス・イズ・ヒア』よりもエレクトロな印象を受けます。
35周年を記念してより進化していくパレードの躍動感が感じられるパレードです。
今回はそんな『ドリーミング・アップ!』の音楽について書きます。
Contents
パレード概要
- 公演期間:2018年4月15日〜
- 公演場所:東京ディズニーランド パレードルート
- 公演時間:約45分
- フロート:13台
2020年2月29日から2021年4月18日まで新型コロナウイルス感染症の影響で休演となっていましたが、2021年4月19日に再開しました。
再開後は出演者数やフロート等公演内容が調整されているようです。
楽曲構成(使用音楽・作品・映画)
メインテーマ『ドリーミング・アップ!』の作曲は各国のディズニーパークの楽曲や『ディセンダント』の楽曲などの楽曲を手掛けているアンディ・ドット(Andy Dodd)とグラミー賞の受賞を経験しているアメリカのシンガーソングライター兼ボーカルプロデューサーのデウェイン・ホイットモア・ジュニア(Dewain Whitmore Jr.)とクレジットがありました。
『ドリーミング・アップ!』はエレクトロポップな印象もあり、アンディ・ドットやデウェイン・ホイットモア・ジュニアの楽曲を聴くとなんとなく彼らの音楽性が詰まっているようにも感じます。
『ドリーミング・アップ!』の楽曲構成をメインテーマと曲及びフロートごとに紹介します。
メインテーマ
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者) | |
---|---|---|
1 | ドリーミング・アップ! |
|
夢の世界への入り口
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者など) | 作品(映画)タイトル | |
---|---|---|---|
1 | ホール・ニュー・ワールド (A Whole New World) |
| アラジン(Aladdin) |
2 | ブラズル・ダズル・デイ(Brazzle Dazzle Day) |
| ピートとドラゴン(Pete’s Dragon) |
3 | ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah) |
| 南部の唄 |
笑顔があふれる楽しい夢の世界
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者など) | 作品(映画)タイトル | |
---|---|---|---|
1 | ふしぎの国のアリス(Alice In Wonderland) |
| ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland) |
2 | 時間に遅れた(I’m Late) |
| ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland) |
3 | お誕生日じゃない日のうた(The Unbirthday Song) |
| ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland) |
4 | カードの大行進(March of the Cards) |
| ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland) |
5 | ハイ・ディドゥル・ディー・ディー(Hi-Diddle-Dee-Dee) |
| ピノキオ(Pinocchio) |
6 | もう糸はいらない(I’ve Got No Strings) |
| ピノキオ(Pinocchio) |
7 | 困ったときには口笛を(Give a little Whistle) |
| ピノキオ(Pinocchio) |
ロマンティックな夢の世界
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者など) | 作品(映画)タイトル | |
---|---|---|---|
1 | いつか夢で(Once upon a Dream) |
| 眠れる森の美女(Sleeping Beauty) |
2 | 夢はひそかに(A Dream Is a Wish Your Heart Makes) |
| シンデレラ(Cinderella) |
3 | 輝く未来(I See the Light) |
| 塔の上のラプンツェル(Tangled) |
4 | いつか王子様が (Some day My prince will come) |
| 白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs) |
不思議な夢の世界
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者など) | 作品(映画)タイトル | |
---|---|---|---|
1 | 朝の風景(Belle) |
| 美女と野獣(Beauty and the Beast) |
2 | ひとりぼっちの晩餐会(Be Our Guest) |
| 美女と野獣(Beauty and the Beast) |
3 | 愛の芽生え(Something There) |
| 美女と野獣(Beauty and the Beast) |
4 | ズオウとヒイタチ(Heffalumps And Woozles) |
| くまのプーさん |
永遠に続く夢の世界
曲名 | 楽曲担当(作曲者・作詞者など) | 作品(映画)タイトル | |
---|---|---|---|
1 | ファースト・フライト(First Flight) |
| ベイマックス(Big Hero 6) |
2 | きみもとべるよ!(You Can Fly!) |
| ピーター・パン(Peter Pan) |
3 | タコをあげよう(Let’s Go Fly a Kite) |
| メリー・ポピンズ(Mary Poppins) |
35周年グランドフィナーレバージョンも
2019年1月11日から3月25日は35周年のグランドフィナーレバージョンとしてフロートが一時停止し、TDR35周年のテーマソング「Brand
New Day」が使用されたバージョンとなっていました。
今までのパレードと違う雰囲気の楽曲?
『ドリーミング・アップ!』はこれまでの昼のパレード『ジュビレーション!』や『ハピネス・イズ・ヒア』と雰囲気がちょっと違うようにも感じます。
楽曲がかなりEDM、エレクトロダンスミュージック調にかなり寄ってきて現代風なサウンドにアレンジされています。
フロートが通る前からスピーカーからは低音が効いたサウンドで躍動感を誘い、ゲストをノリノリにしてくれます。
ビートもこれまでのパレードでは比較的アコースティックのドラムやパーカッションが使用されている印象でしたが、エレクトロなサウンドが目立ったビードとなっています。
このビートがはっきり響くことによってよりダンサブルな楽曲へと印象づけてくれるようです。
『ドリーミング・アップ!』の曲のコンセプトにも「アップ」にふさわしい「躍動感」を含ませているようで、楽曲にぴったりなサウンド作りがされていると感じました。
また、ビートに限らずシンセサイザーのエフェクトがかかったようなボーカルや、ケロケロボイスなどエレクトロな要素がたくさん含まれているようにも感じます。
こうした楽曲の雰囲気からも『ジュビレーション!』や『ハピネス・イズ・ヒア』と比較して現代風なエレクトロなサウンドでゲストがわくわくできるようなパレードになっています。
35周年を記念した『ドリーミング・アップ!』はフロートも進化し、パレードや音楽を通してゲストパークの進化も含めて伝えてくれているようにも感じますね。