ピクサー初の3Dアニメーション作品である『トイ・ストーリー(TOY STORY)』は1995年から公開され、ついに4作目が公開されます。
『トイ・ストーリー4(TOY STORY 4)』は2019年6月21日にアメリカで公開され、日本では2010年7月12日に公開です。
シリーズの4作目となりますが、前作公開当時では3作目で物語は終結する予定でした。
シリーズの生みの親であるジョン・ラセターも「ウッディとバズ・ライトイヤーの物語はアンディと共に完璧なエンディングに仕上がったため、続編を製作する意思は全くなかった」とも述べておいましたが、続編を望む多くの声があったこともあり4作目が制作されることとなりました。

音楽は『トイ・ストーリー』シリーズ4作目を含む全作品を担当したランディ・ニューマン(Randy Newman)が担当します。
世界中で大人気のピクサー作品の続編『トイ・ストーリー4』の音楽について紹介します。
Contents
音楽データ
主な音楽担当
- ランディ・ニューマン(Randy Newman)
『トイ・ストーリー』シリーズを担当している音楽家です。過去のピクサー作品も音楽を担当し、アカデミー賞も受賞しています。
今回の監督はジョシュ・クーリーが担当しており「ランディ・ニューマンの音楽が作品を形づけてきたから、彼なしでの4作品目の制作は考えられなかった」としています。
サウンドトラックもやはり今までの『トイ・ストーリー』の世界観を保ちつつ、シリーズ最新作としての音楽の表現も感じます。
代表曲
- 「君のため(I Can’t Let You Throw Yourself Away)」
- 「孤独なカウボーイのバラード(The Ballad of the Lonesome Cowboy)」
- 「君はともだち(You’ve Got a Friend in Me)」
今回新たに書き下ろされた歌は2曲です。
君はともだちは4作目もしっかり使われ、新たに録音もされています。
シリーズ一貫して『トイ・ストーリー』の「友達」といったテーマを表現するにはもう欠かせない存在であると感じます。
「君のため」
新たに書き下ろされた楽曲「君のため」はランデイ・ニューマンが歌い、カントリー風にポップに歌われます。
日本語版はダイアモンド☆ユカイが担当しています。
孤独なカウボーイのバラード
新たに書き下ろされたもう一つの楽曲「孤独なカウボーイのバラード」を歌ったのはグラミー賞の受賞経験もあるカントリー・シンガー クリス・ステイプルトン(Chris Stapleton)です。
カウボーイの人形ウッディと関係性がありそうな楽曲でしょうか。
カントリー・シンガーとしての実力を持つクリス・ステイプルトンの歌は哀愁がただよう歌で、映画の世界を引き立ててくれるように感じます。
過去作品で使用されたの音楽もちらほら聞こえてくる!
『トイ・ストーリー4』ではシリーズの過去の作品の音楽もちらほら盛り込まれているように感じます。
序盤で聴ける「オモチャ引き上げ作戦!(Operation Pull Toy)」は『トイ・ストーリー2』から使用されている「ジェシーとラウンドアップの仲間達」(トイ・ストーリー2のサントラより)の音楽の一部であったり、過去のシーンも思い出させてくれます。
また、キャラクターの動きに合わせて奏でられるシンフォニックな音楽の表現も見逃せません。
「ウッディは置き去り(Woody’s Closet of Neglect)」では曲の最後に「ホエン・シー・ラヴド・ミー(When She Loved Me)」の一部も演奏されます。
主題歌を担当するのは今作もダイアモンド☆ユカイ!
日本語版『トイ・ストーリー』シリーズにはダイアモンド☆ユカイの存在は欠かせないといえるでしょう。今作でも前作に引き続き主題歌を担当してくれました。
「君はともだち」で歌を担当することになっていますが、本作のために23年ぶりに新たに撮り直したようです。
『トイ・ストーリー』シリーズは裏切らない
以上のように音楽の要素としては作曲者がすべてのシリーズを担当していることも含め、ファンの期待は裏切らない作品となっているように感じます。
『トイ・ストーリー』1995年に1作目が公開されてから世界中で多くのファンに愛され、シリーズすべてにおいても愛される作品といえると思います。
4作目も今までのファンの期待に応えてくれる作品となっていることでしょう。